産官学コンソーシアム PEGASAS

(Open-Innovation Platform of All-area Enterprises, Governments and Academia to Design and Realize Super-Aging Societies)

 多業種の参画による、超高齢社会を勝ち抜くまちづくり形成プロセスへとスケールアップする、企業・自治体・アカデミアの協働する新たなスキームとしての産官学コンソーシアムを設立しました。

ごあいさつ

 世界に先駆けて高齢化が進行する我が国は、これから世界中が直面する課題解決の先進国として新しい社会のあり方を提示すると同時に、それらを実現しかつ支える強靭な産業の在り方についても提案していく責任があると言えます。しかしながら、超高齢社会を充実させる産業育成のアプローチは、既存の医療または介護・福祉の認可基準や保険制度の中で、いわば受動的なアプローチを強いられていることは否めず、依然当該分野への参入は限定的であり、一部先行した企業においても事業範囲は多くの制約に左右されているのが現状と言わざるを得ない状況です。我が国が強みとするモノづくりからコトづくりへ、そして、まちづくりへと、当該分野を飛躍的に発展させていくためには、これまで個々の医療主体や介護・福祉事業者に任されていた、それらサービスの「質」についての客観的な指標を構築していくことが必要であり、特に公的な財政支援の急拡大が予想される介護・福祉分野では喫緊の課題と言えます。

 京都大学では、平成28年度に学際融合教育研究推進センター「超高齢社会価値創造ユニット」を立ち上げ、広範な年齢層の個々人がより活き活きと生活する地域づくりやライフサポート・システムの再構築という社会的要請に応えるべく、医療・介護・福祉に関わるあらゆるデータと情報の利活用を土台とし、異分野協創の研究・開発・社会実践を通じた多元的・包括的アプローチによるエビデンス創出と可視化から、地域コミュニティ形成プロセスを探求してきました。

 このような状況を踏まえ、また、国内労働人口の減衰が確実である中、高齢者だけに焦点を当てた産業育成では不十分であり、多業種の参画による、超高齢社会を勝ち抜くまちづくり形成プロセスへとスケールアップする必要性の下、このたび、企業・自治体・アカデミアの協働する新たなスキームとして、産官学コンソーシアム”PEGASAS (Open-Innovation Platform of All-area Enterprises, Governments and Academia to Design and Realize Super-Aging Societies)”を設立しました。

 まちづくり要素としてのモノやサービスの満足度に対して、それらの客観的な質指標を導入することにより、種々の事業展開において明確な基準に基づく実証の仕組みを確立し、新しい産業化エコシステム構築を目指すものです。 本趣旨にご賛同頂き、多くの企業、団体等にご参加賜りますようお願い申し上げます。

平成29年3月
京都大学医学研究科医療経済学分野 教授
京都大学超高齢社会価値創造ユニット ユニット長
 今中雄一

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